中高一貫校は構造的に二つの大きな問題点を抱えています。一つ目は「過大な授業数と進度」。そしてこの一つ目から導き出される「谷間の時期のモチベーション低下」です。この二つの問題点には正しい解決策と間違った解決策があり、後者を選ぶと状態がどんどん悪化していきます。正しい解決策をエンライテックで手にしましょう。エンライテックは中学生、高校生どちらにも対応しています。

生徒の問題ではない。一貫校システムの問題

中堅レベルの中高一貫校の多くは通常授業以外に多種多様な課外授業を設定しています。また、先取り学習を進めるために公立校の何倍ものスピードで授業が進みます。これは一見「進学指導に熱心」と生徒・保護者の目に映るため、学校はこぞってこのシステムを取り入れていますが、実体は、「ついていける一部の成功者とついていけない大多数の落伍者を生み出すある種の切り捨てシステム」です。

大量の授業で膨大な知識を詰め込まれたとしてもそれを処理できず、進む速度が速いため全てが中途半端。結果、何が何だかよく分からないうちに1年が過ぎ、生徒は自信を失ってしまいます。この状況を打破しようと塾に通う生徒が多いですが、根本的にインプット過多なところにさらにインプットを重ねる形になり、塾でも上手くいきません。2年生が過ぎる頃にはやる気を失い、中3、高1、高2と成績は低迷を続けることとなります。この流れは特殊な「落ちこぼれの生徒」のものではありません。ごく一般的な生徒が陥る一般的な問題です。

生徒の能力が無いわけでもやる気がないわけでもありません。そもそも無理のあるシステムなのです。

では、どうすればこの問題を解決できるでしょうか。

中高一貫校生はぴったりの塾がない

avatar
授業の進度が早すぎててついていけない
avatar
課題が多すぎて手がまわらない
avatar
(私立の場合)通学に時間がかかり勉強時間の確保が難しい
avatar
学校に慣れて部活動や友人関係に熱中している

このような問題が一気に押し寄せてきます。
せっかく私立に入った(入れた)のに、肝心の勉強が上手くいかず悩む生徒・保護者の方は多いことでしょう。

そこで、なんとかしたくて塾を探しても、なかなかピッタリくるところがありません。
それはなぜでしょう。

予備校の中高一貫校生コースの場合

そのほとんどが「先取り学習」になります。つまり、学校より早くカリキュラムを進める予習的内容ですから、そもそも学校の進度の早さについていけない状態でさらに早く先取りをしても意味がありません。

進学塾の場合

進学塾は「高校受験」指導が中心になります。また、高1生の場合、生徒の多くが近隣の公立高校の生徒であるため、今度は逆にカリキュラムが遅すぎます。

個別指導塾の場合

個別指導塾は基本的に「分からない単元・問題」を分かるようにするところです。つまり、質問対応の延長線上にあります。勉強の進度の調整ややるべきことの整理などトータルコーディネートには向きません。

必要なのはトータルコーディネート

中高一貫校生の成績不振はシンプルに「スピード」と「量」を生徒が捌ききれないところに原因があります。やることが多すぎてパンクしてしまう状態です。
解決策は「やることの整理」です。参考書の分からない問題を解説してもらったところで根本的な解決にはなりません。

エンライテックでは

志望校合格に必要なことだけを整理して、混沌とした状況を打破

最終的な志望大学の入試から逆算して力を入れるべき教科・単元とそうでないものを切り分けていきます。中高一貫校の授業にありがちな大量の宿題・課題についてもプロの目で取捨選択を行います。
谷間の時期にはまってしまう生徒の多くは、やる気が薄い不真面目な生徒ではありません。むしろ真逆の真面目で向上心もある生徒がほとんどです。その性格から全てを完璧にこなそうとした結果、手が回らなくなってしまうのです。重要なもの、そうでないものを切り分けて強弱をつけた勉強をするという大学入試の勉強法を今こそ学ぶ必要があります。

通塾時間をなくし、勉強時間を確保

エンライテックはオンライン指導であるため、学校から帰宅後もう一度家を出て塾に行く必要はありません。時間の節約は当然として体力の消耗も抑えることができます。

授業がない学習指導の強み

中高一貫校の場合、殆どの学校では授業が「多すぎ」ます。午後遅くまで正規の授業があり、そこからさらに課外授業や補習授業が続き、長いところだとすべてが終わるのが夕方の19時以降という場合もあります。そこにさらに塾の授業を付け加えるのは明らかに「過負荷」です。必要なのは、今すでに大量に与えられている授業時間をさらに増やすことではなく、与えられた情報を取捨選択し、交通整理をすることなのです。

エンライテックでは、難関大合格に最も大切なことは「自分で勉強する時間」とその時間の効率的な活用であると考えています。よって、授業は行いません。学校の授業や宿題に追われ、混乱してしまっている生徒がいたら、ぜひここで、エンライテックを使って体勢を立て直しましょう。中高一貫校の中学生、高校生どちらにも対応します。

実は膨大な中学生指導経験もあるんです

エンライテックの母体となる学習塾クセジュ(千葉県柏市)は1984年以来、中学生・高校生のための塾として膨大な人数の生徒達を指導してきました。

最難関国立である筑波大付属やお茶の水女子、学芸大付属、私立最難関の開成高校、慶應女子高校、渋谷幕張高校など、首都圏屈指の難関高校に多くの合格者を輩出し、雑誌の塾合格力ランキングでも取り上げられています。また、地域の学力トップ層が通う塾に通いたい、通わせたいというニーズから、高校受験を必要としない地域の中高一貫校の生徒達も在籍しています。

エンライテック代表庄本は塾クセジュにおいて、中学部・高校部のカリキュラム作成責任者、教科責任者などを歴任し、講師としては最難関高校を狙う塾内のトップクラス(アドバンストクラス)を長く指導した経歴から、中学生の指導にも長い経験を持ちます。

エンライテックでは、高校生とは違う「中学生ならでは」の心理状態や学力推移をしっかりと把握した上で、「高校入試ではなく、大学入試をゴールに定める中学生」の指導を行っていきます。

指導の流れ

エンライテックでは週一回行われる一対一の個別面談を通して、受験に必要な「すべて」のことを伝えていきます。
形の上では、オンライン双方向コミュニケーションアプリを使って講師と生徒が話をする。それだけです。
ただし、その中で「なにが」話されているのか。そこには1984年以来蓄積した難関大受験指導のノウハウが詰まっています。
内容をイメージをしやすいように具体例をいくつか挙げてみましょう。

勉強計画

模試を受けたけど数学でミスが多い。模範解答を読み直してみるとケアレスミスばかり。どうしよう。これからはケアレスミスをしないように「しっかり注意して」問題に取り組もう。
こんな結論が受験失敗につながります。ケアレスミスは「しっかり注意する」といった精神論で解消することは出来ません。
多くの場合、ケアレスミスは自分が問題用紙の余白に書いた計算の数字読み違い、あるいは導いた途中式の答えを使うべきところに代入していないため起こります。それらはただの読み違いや勘違いですが、それがなぜ起こったのかを見ていくと、たいていの場合問題用紙の余白部(計算などに使用)の使い方に原因があります。そして余白部の使い方が悪い(式が斜めに書かれている、あるいは変なところで改行してしまっているなど)場合、大抵は普段の勉強のノートの使い方に問題があります。
数学は得意だけど点が取れないタイプの生徒の多くがこの「一見ケアレスミス」に囚われています。
他の例も挙げてみましょう。英語が苦手な生徒がよく言う台詞に「自分は頭が悪いので暗記が出来ない。だから単語が覚えられない」というものがあります。しかし、ほとんどの場合、単語暗記に使った時間が「少なすぎる」ことが問題です。
ピアノを一日10分しか練習しないのに、上達しないからといって「自分には音楽の才能はない」という結論にはなりません。しかしなぜか勉強ではそれが起こります。
では、例えば最難関私立(早慶上)の本試験で戦えるようになるためには単語にどのくらい時間を割くべきでしょうか。生徒の状態により差はありますが、一日1時間から2時間かけるのは至極「普通」のことです。もちろんこの時間の中には覚えたことを忘れないようにするチェックの時間も含まれます。
このような「当たり前の基準」を知らないがゆえに1日20〜30分程度単語に割いただけで結果が出ないと諦めてしまう、あるいは自分の能力自体を疑ってしまう生徒はかなりの割合に上ります。

生徒の状態判断

生徒が志望大学の学部学科を熱心に調べ、大学のサイトを読みふけっている。夕食時には保護者の方にアドバイスを求めるなど、大学についての話題が多くなった。
このような状況は一見素晴らしいものに思えますが、実はかなり危険なシグナルの可能性があります。特に高3生になってから「志望校の品定め」を頻繁に行っている状況は、罪悪感を最小にしながら勉強から逃避する手段になり得ます。ゲームをしたりテレビを見たり友人とラインをしたり、このような明らかに無駄な時間に比べて、志望校選定のための情報収集はとても「正しい行動」に見えますが、実際には上手く勉強が進んでいないことを表している場合が多いのです。
上の例は高3生のものですが、このような「不味いシグナル」中1から高3までそれぞれ固有のものがあります。そして、これらのシグナルに生徒が自分で気づく、あるいは保護者の方が気づくのはなかなか難しいものです。勉強量が少なすぎるのか、あるいはオーバーワークになってしまっているのか。やる気が先に立ち空転気味になっていないか。無意識のうちに逃避行動に走っていないか。これらを見抜き、指摘することで、適切なペースを作り出すことが出来ます。

3つの内容を例に挙げましたが、これらは最重要のものというだけで、内容は他にも大量にあります。友人関係の悩みや親子関係、コンプレックスなど勉強とは直接関係ない内容についても話をしていきます。
受験を一緒に戦うパーソナルトレーナー。これがエンライテックの本質です。

指導の具体例 最初の2週間

一週目

初回面談「ヒアリング」

  • 興味のある学問分野、職業、志望校のヒアリング
  • 模試成績ヒアリング
  • 生徒のタイプ診断のための課題指示

2回目「チェックと指示」

  • 初回の指示の成果物検証
  • 新しい勉強課題指示(ただしミニマム)

3回目「チェックと指示」

  • 2回目指示の成果物検証
  • 勉強課題指示拡大についての判断

二週目

4回目「月間計画表の作成」

  • 通年課題の設定
  • 月間計画表の作り方説明
  • 月間計画表作成指示

5回目「月間計画表チェック」

  • 月間計画表チェック
  • 月間計画表修正

指導日程の例

無料受験相談のお申し込みはたったの1分で完了します。お気軽にお申し込みください。

受験相談は、ZOOMを使用したオンライン面談で、生徒さんご本人、保護者の方、どちらでもOKです。オンライン面談が難しい場合は、メールやお電話での相談にも対応いたします。

私達がお答えします。

庄本廉太郎先生

エンライテック代表

大学受験指導歴20年。国立・私立の最難関大学に多数の合格者を輩出。
教科の専門は世界史・国語(現代文)。

管野大樹先生

エンライテック教務部長

大学受験指導歴8年。GMARCH・日東駒専指導のスペシャリスト。
教科の専門は英語。

牧野智宏先生

エンライテック理系責任者

大学受験指導歴5年。化学系の研究者を経て現職。理系大学・学部指導が得意。教科の専門は数学・化学・生物

35年以上の指導実績

「勉強計画」「問題点の分析」「生徒の状態判断」の三本柱で志望校合格に導きます。

コース・料金紹介

偏差値55、60、65の壁を超える。生徒の能力にあったコースを展開。

高校三年生で模試偏差値50以下の状態から本格的な勉強を始め、東北大学文学部・慶應義塾大学文学部・早稲田大学教育学部・学習院大学文学部など最難関大学に現役合格したエンライテック卒業生の体験談です

最難関大学に合格した勉強法を読む >