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「子どもが周囲の環境に上手く歩調を合わせられず、学校に行くのがつらそう。」(行けていない)どうすれば?」

長く中学生・高校生を指導する中で、保護者の皆さんからこのような悩みを数多く聞いてきました。
学校への適応が上手くいかない生徒のほとんどは、友人関係の悩みや自分という存在の価値についての疑問など、いわゆる青春の悩みを抱えています。それは多くの人が人生の一時期感じる、いわば普通の悩みですが、悩みと真剣に向き合うあまり日々の生活のリズムを崩し、勉強が上手くいかなくなってしまう生徒もいます。すると青春の悩み勉強の悩みが合わさり将来への不安や無能感へと転化してしまうのです。

そんな生徒の様子を間近で見ている保護者の皆さんが異口同音におっしゃるのもやはり
不安です。

「このまま学校に適応できず卒業できなかったら…」
「勉強について行けず大学受験で失敗したら…」

お子さんの将来を思うがゆえの保護者の不安は、実は生徒にも強く伝播します。

「お母さん(お父さん)は自分のことを心配している」
「なんとかしなきゃ!」
「でも動き出せない」

生徒の側は保護者が自分を思ってくれていることは分かりつつも、その不安は重荷となり、さらに自分を追い詰める結果となります。いわゆる煮詰まってしまう状態です。

実はこの問題、生徒だけの問題ではないのです。生徒が苦しみ、それを見た保護者が心配し、そんな保護者の姿を見た生徒が自分を責め、それを見た保護者はさらに不安になり、と反復される不安の連鎖によって状況が悪化してしまうことはよくあります。
つまり、生徒と保護者がそれぞれに問題を断ち切っていかない限り解決はありません。

保護者の問題解決のポイント

相談できる相手の確保

私(エンライテック代表庄本)はこれまで数多くこのような問題を抱えた生徒の受験指導を行ってきました。

生徒から「学校つまらない。行きたくない」といった心情を聞くのが大体始まりです。面談を重ねる中で、根本的な問題はいわゆる青春の悩みにありつつも、それを罪悪感や焦燥感が強烈に増幅させていることが分かります。

「親に悪いと思っています。お金出して学校通わせてもらっているのに」
「このまま行くと自分はどうなっちゃうんでしょう」
「自分はダメ人間なんです」

彼ら彼女らは多くの場合、保護者(親)の気遣わしげな視線や口ぶりに強い申し訳なさを感じ、期待に応えられない自分に落胆し、自信を失っていきます。
このことに気づいたとき、私は保護者とコンタクトを取り生徒の家での様子を聞きます。すると保護者は、最初は遠慮がちに、続けて堰を切ったようにお悩みを打ち明けてくれるのです。内容は勉強についてのものから子育てそのものへ、あるいは夫婦の関係に進むこともあります。もちろん我々講師はカウンセラーではなく、あくまでも生徒の勉強指導のプロなので、専門外の部分については過去のケーススタディからアドバイスをすることしかできませんが、それでも意味があるようです。

「こんな内容誰に相談すればいいのか分からなかった」
「学校の先生には話せない」

確かに学校の先生となると話が公的になってしまいますし友人知人に話すような内容でもありません。カウンセリングに行くといっても、実際に苦しんでいるのは生徒であり保護者ではありません。そう考えてみると塾の講師というのは適度に生徒のことを知っており、生徒指導経験があり、学校ほど公的ではないという、ある種ちょうどいい立ち位置なのでしょう。特に将来の不安に直結する大学入試についてはプロですので安心感もあります。そんなわけで場合によっては生徒と話しているよりも保護者と話している時間の方が長いくらいに頻繁にコンタクトを取りました。

保護者の皆さんとの交流の中で気づいたことは、ほとんどの方はご自分の中に正しい答えをお持ちであるということです。

21世紀の現在、大学進学に高校卒業は必須ではありません。大検をとって大学受験をする生徒も実はかなりの数に上ります。また、高校時代に悩みつまづいたとしても、大学以降に充実した生活を送ることが出来ればその後の社会生活に何ら支障がないこともおわかりです。つまり、学校に行く行かないはたいした問題ではないのです。必要なのは青春の悩みとしっかりと向き合い、そこから自分の将来なりたい姿を見つけ、自分の意志で努力することができるよう生徒が成長することです。

これらのことを保護者は心の中では分かっています。ただ、「本当にそれでよいのか」「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗できない」という不安が強くあるがゆえに、どうしても一般的な高校生像にすがってしまうのです。そんなとき、相談できる相手がいて、その相手と生徒の情報を話しながら意見交換ができると不安は安心に変わります。
学校に行く行かないはたいした問題ではなくリカバリーはなんとでもなる。これは正しいのです。一般論が書かれた書籍ではなく、生徒本人をよく知る人間から「これは正しい」と言われることによって保護者の迷いは薄らぎます。すると不思議なことに子どもが変わるのです。

生徒の問題解決のポイント

悩みを「学問」に転嫁する

友人関係の悩みや身体の悩みなど、思春期はある種悩みのデパートです。

例えば「学校で友達ができない。周りから浮いている気がする」などはその最たるものでしょう。この例については、実際に周囲の人間が彼・彼女をどう見ているかではなく、彼・彼女が「自分はこう見られている」と感じているところに問題があることが多いようです。もちろん生徒はこれまでに親や先生から「考えすぎだよ」「そんなことないよ」と言われ続けていますので、頭では分かっているのですがどうしてもそうは思えません。沸いてくる不安感や羞恥心が混ざり合い心が沈んでしまいます。

このような状況で必要なのは視点の変化です。自身の状態を客観的に分析することで、「なぜ自分は周囲の環境となじめないのだろう」ではなく「なぜ人は周囲の環境となじめないことがあるのだろう」と問題を普遍化(一般化)していきます。すると、これまでは極めてパーソナルな自分だけの内面の問題が哲学や社会学という学問分野の問いへとつながることになるのです。そこから「先人はこの問題についてどう考えていたのだろう」と本を読み始め、学びたい学問分野と志望大学・学部が期せずして決まる場合もあります。人文社会系以外にも、より大きく人間社会の総体に興味を持ち始めるところから法学系や経済系に向かっていく生徒もいますし、論理的に物事を考える面白さに目覚めたり、以前興味があった分野を思い出したりして理系に進みたいと思う生徒もいます。

実は、このようにして将来の志望を決めた生徒は何となく決めた生徒に比べて大学入試で非常に有利なのです。彼ら・彼女らは考えること・学ぶことの重要性や面白さを身をもって知っていますから、勉強の捉え方が高レベルになっています。勉強を嫌々やる苦行と捉えている生徒とそれ自体に楽しみを見いだせる生徒。どちらが成績を伸ばせるかはいうまでもないでしょう。

実際にこれまで私が指導してきた生徒達の中でも順風満帆型よりも思い悩み型の方が、ひとたび方向性が定まったときのパフォーマンスは明らかに高く、深い抽象的思考を要求される最難関大学に合格する可能性が高い傾向があります。高校に行くこと自体が日々のチャレンジだった生徒達が、実際に京都大学や東北大学、早稲田、慶応など最難関国立・私立大学に現役で合格していますが、彼ら・彼女らの成功にとってこの悩みの時期はハンデになっていたわけではなく、むしろアドバンテージとして作用していたのです。

具体的な計画の策定とアシスト

毎日学校に行き、決まったカリキュラムの授業を受けて、という“一般的な高校生像”を外れた生徒達にとって、その心の内を不安が大きく占めます。この不安は複合的なものですが、中心になるのは先が見えない恐怖でしょう。

「このままいったら自分はどうなってしまうのか。大学に行けず、就職も出来ず、親にずっと迷惑をかけて…。中学時代の友達はうまくやっているのに自分は…」

このような台詞を実際に指導した生徒達から頻繁に聞いています。

逆を言えば、将来計画が見えていればよいのです。それも具体的に。
志望する大学を決め、そこに合格するためにやらなければならないことを大きく決め、その大方針を毎月・毎日のタスクに落とし込み、実行し、成果を確認する。この一連の動きをしっかりと打ち立てることが出来ると先が見えない恐怖はどんどん消えていきます。

ただ、サラッと書きましたがこれは結構難しいことなのです。大学をどう決めるのか、決めたあとでそこに受かるための効果的な勉強法はどのようなものなのか、どのくらいのペースで進めればいいのか、勉強のやり方にコツはあるのか。悩みはつきません。
さらに、これまで一種の麻痺状態に陥っていた生徒の場合いきなりフルスピードで走り出すこともできません。何とか計画を立て実行しようとしても最初のうちは2〜3日で挫折してしまうでしょう。この挫折のタイミングで「もう一度!」と立ち上がれるかどうかが鍵になります。時には励まし時にはたしなめ、生徒と併走する指導者はやはり必要です。

エンライテックの指導の利点

映像対話アプリを使用した指導は“利点”

Zoomなど映像対話アプリを使用したオンライン指導は一般的に対面授業よりもライブ感が薄くなりがちです。これは一見するとデメリットですが、実は上述したような悩みを抱える生徒達にはメリットなのです。

オンライン指導では互いの顔を見て声を聞いてリアルタイムでやりとりをしますから、情報伝達という意味では対面指導と違いはありません。違うのは臨場感、言葉を換えれば対話相手が発する伝わらないところです。ネット環境を介することで、この講師の圧が薄らいだ結果、逆に気軽に話しやすくなることがあるのです。対面指導ではほとんど話をせずずっとうつむいていた生徒が、オンライン指導に切り替えたら人が変わったように色々話をできるようになった例がいくつもあります。

一対一の指導。ただしクオリティは一流

一対一の指導というとすぐに思い浮かぶのが個別指導塾でしょう。しかし、一般的に個別指導塾の講師は大学生アルバイトであり、講師としての研修も手薄の場合が多い(集団指導塾に比べて)傾向にあります。例えばある程度の難関大学を目指す生徒の場合、大学生のアルバイト講師では計画策定そのものが難しいでしょう。というのも、ほとんどのアルバイト講師は勉強のやり方を一つしか知りません。つまり自分がやったやり方だけです。そのやり方でその講師は大学に受かったかも知れませんが、それはたまたまその講師のパーソナリティとやり方が合致していただけのことなのです。つまり、その講師のやり方が生徒にも合うかは完全に未知数です。
エンライテックには、母体となる塾を含めると40年近くにわたって難関高校・大学向け進学塾を展開し難関大学に数多くの合格者を出してきた経験とノウハウがあります。そして指導する講師はプロです。

次に保護者の方のお悩みに目を移してみましょう。
シンプルに、現状の様々な問題を大学生のアルバイト講師に話す気になりますか? そして、講師から有益な助言が得られると思いますか? 若い講師には、生徒の擬似的な兄・姉のような憧れの存在として作用する利点がありますが、保護者から見れば年下の若者で社会経験も足りません(そもそも社会に出てすらいません)。
では教室長の専任社員ならばどうでしょうか。彼らは大人ですが基本的に事務職員であり生徒を指導する講師職ではないのです。生徒を直接指導したことがほとんどない彼らに色々なことを話せますか?
エンライテックで生徒を指導し保護者のご相談を受けるのはプロの講師です。それぞれ数百人〜千人の生徒を実際に指導してきた経験を持ちます。安心してすべてご相談ください。

無料受験相談のお申し込みはたったの1分で完了します。お気軽にお申し込みください。

受験相談は、ZOOMを使用したオンライン面談で、生徒さんご本人、保護者の方、どちらでもOKです。オンライン面談が難しい場合は、メールやお電話での相談にも対応いたします。

私達がお答えします。

庄本廉太郎先生

エンライテック代表

大学受験指導歴20年。国立・私立の最難関大学に多数の合格者を輩出。
教科の専門は世界史・国語(現代文)。

管野大樹先生

エンライテック教務部長

大学受験指導歴8年。GMARCH・日東駒専指導のスペシャリスト。
教科の専門は英語。

牧野智宏先生

エンライテック理系責任者

大学受験指導歴5年。化学系の研究者を経て現職。理系大学・学部指導が得意。教科の専門は数学・化学・生物

実は指導の内容は
変わりません。

精神的な問題を抱えた生徒であっても具体的な指導の内容は一般の生徒と変わりません。計画の策定や志望校に合った適切な課題など、「王道」の受験指導を行います。

コース・料金紹介

偏差値55、60、65の壁を超える。生徒の能力にあったコースを展開。

東大京大一橋東工早稲田慶応上智理科大を始め、エンライテックの指導を受けた生徒達は数々の難関大学に合格しています。

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